atelier Nokaブログ

商標登録の更新と10年後

先週、特許などの手続きをしてくださる弁理士さんから連絡が
あり、商標登録の更新をお願いしました。
atelier Nokaを始めた2011年に商標を登録したのだけれど、
10年前のことなので、更新登録料があること自体忘れていたし、
これから先の10年後は、私自身は、アパレルブランドの環境も随分と
変わるのではないかと予想していて、どうなるか分からない10年分
の更新よりも、5年分と選べるということで少し迷ったのだけれど、
結局一括で10年分をお願いしました。

10年前、理想の形のレインコートがなくて、この仕事をはじめたのだけれども
今改めて、「犬用レインコート」と検索してみると、
犬を飼ったことがない人がデザインしているのかなと思う
ようなレインコートが10年前と変わらず存在していることに驚き
何も変わっていないなあと思います。

人間の服では、せっかく作った服なのに、売れなかったらすぐに捨てられてしまったり、
着る期間が短いということの問題が、やっと広く問題視されるようになってきました。
私の場合は、気に入った服はかなり長く着るのだけれど、
買ってもほとんど着なかったり捨ててしまう原因は、着心地やサイズの問題が多いです。
犬の服も、犬本人が着るのを嫌がるデザインや、着せにくいデザイン
サイズが合わなかったという原因で捨てられてしまうことが多いと思う。


今から10年後の雨の日の犬の散歩事情はどうなっているのだろう?
ITは進化しても、アパレル業界はあんまり進化していないから、
そのままかな、と考えてみたり、
もしくは、3Dプリンターみたいなもので個々の犬の体型にピッタリの
レインコートが出来るようになるのかな、などと想像してみるのも楽しいです。
例えば、飛行機に乗る前にくぐるゲートみたいなものに犬を通らせば、
体型がスキャンされて、それに合わせて生地が合成されてレインコートが
出来上がったり、だとか、そもそも2Dの生地ではなく、ふにゃふにゃとした
柔らかい薄いシリコン素材のようなもので出来るようになるのかな、などとも
想像できます。

もしくは、犬の上に浮かぶ、雨避けの空飛ぶ絨毯のようなものが出来れば
レインコートの脱ぎ着の必要がなく楽だな、と想像してみたり。
これはさすがに10年後では無理かかもしれないけど(笑)こうなったら面白いな。


サイズがぴったりのものを作れる技術や、新しい素材などが出てきて、
10年後は今の常識が非常識になっているといいなぁと思うのです。


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